みなさん
こんにちは!
秋分も越えて、すっかり秋めいてきましたね。
コロナの影響で全国の売り出しが
キャンセルになったりで
時間が出来たので、型紙の整理をしました。
だいたい10年くらいに一度、間に挟んでいる
新聞紙を入れ替えます。新聞紙に使われている
インクが虫除けや防カビに最適だからなのです。
8月9月の間にほぼ一か月がかりで職人達とやりました。
予想以上に枚数が多くてびっくりしました。
はたして何枚あったでしょうか?
ちなみに1枚目は大正8年に創業した初代が
趣味で古い江戸時代や明治初期の型紙を
集めており、それが後世の参考になっております。
とても古いものなので、昔の生地幅に合わせて
型紙の幅も足りないので
着物を染める事は不可能ですが、帯であれば
今も染める事が可能なのです!!
それ以外の物は
昭和に入って彫刻したものです。
昭和19年から昭和23年は戦争の為に
ほとんど彫ってもらってないです。
型紙のピークは昭和37年から昭和53年で
大半はこの時期の物です。
昭和30年に重要無形文化財の指定がされ
いわゆる人間国宝の方々は後継者を育てられながら
沢山の彫刻をされている時期でしたから
納得です。
いくつかの場所に分けて保管していますので、
総合計はおおよそでしか把握してませんでした。
現代の様に、パソコンですべてを管理して
いるわけではないで、改めて確認して
驚愕しました!!
数千枚はあると思っていましたが、
なんと!
一万枚以上ありました!!
私が古今に入社して50年以上が
経ちますが、今後50年は型紙は大丈夫!!
若い職人達も安心していましたが、
会社として存続をしていかなくては
この型紙達は紙くずになっていきます。
日本の大切な伝統産業を残していく為に
着物を着てください!
お願いいたします(^_^)/