伊勢型錐彫り職人

皆様、こんにちは!

すっかり秋ですね~

インスタグラムにも掲載しておりますが

伊勢型の錐彫り職人のご紹介です。

丸田瑛子氏です。

図案も彼女が描いています。

若手の女性が錐彫りをしてくれるのが

とてもうれしいです!

銀杏紋の型紙が彫りあがりました!

見事に綺麗に彫刻をして頂いて

感謝です!!

漆塗りは染職人がします。

染める前に、漆を塗って

染める準備が完了です!

博多献上八寸両面染

皆さん、こんにちは。

例年の秋とは随分違い

京都の紅葉も中々きれいになりませんが

京の街は観光客でいっぱいです~

今回は少し前にインスタグラムに載せた

博多献上帯の紹介です。

博多献上両面染、

常盤染めと堰き出しの組み合わせです。

常盤染の粒を少しづつずらして

立体的な染を施します。

昔はこの技法が出来る工房もあったそうですが

今では、型でやれている所を聞かないです。

たぶんもう出来ないのだと思います。

とても難しい染の技術です。

連綿と受け継がれた技術は一度

途絶えると、復活は難しい!!

継続して続けていきたいです。

古今の染の現場は、業界的には

とても若手です。頑張ります(*^。^*)

古今になくては成らないもの

みなさん、こんにちは。

先日ご紹介させて頂いた

松伊・太田製糊のご紹介の続きです。

古今の物つくりにはなくてはならない工程が

幾つもあります。全ての工程に関わる

職人達は飛び切りの腕の持ち主ばかりです。

松伊さんの糊を型付けの防染糊にも、

地染のシゴキ糊にも使用しています。

↓そのままの糊

古今の職人が色の調合をしていきます。

色としてのデータは取ってありますが

色合わせは毎回職人の匙加減で合わせていくのです。

発色の確認をして、完成した糊です。

その後、型付けをしていきます。

私は、50年以上も松伊さんの糊を使っていますが

友禅糊の中では最高だと思っています。

糊も光っており、色の発色もいい!

本当に最高の糊ですよ~~なくてはならない!!

やはり、伝統を守りながら、真面目にお仕事をされて

いるので、400年以上も続いているのですよ。

こういう方々のお蔭で、古今の着物が出来上がっていきます。

本当に有難いと思います。

良い染は糊が一番大切!

皆さん、こんにちは!

急に寒くなってきましたね。

やっと秋になった気がします。

今回は、私の工房で、糊のお世話になっている

松伊・太田製糊さんをご紹介します。

松伊は屋号で、太田製糊さんは創業420年と老舗です。

昔ながらの製法にこだわった京都の友禅糊の専門工場です。

上の写真は向かって左側が11代社長、右側が12代目です。

江戸時代までは、粉屋でしたが

明治から友禅糊、型付け糊の専門にされており

染屋さんによって使う糊が違うので、

染屋さんにあった糊を餅粉、糠、塩を混ぜたりして

要望のオリジナルの糊を調合して、釜で炊いて糊を作ります。

材料も吟味されておりますし、湿度や温度などにも

細心の注意を払って、糊つくりに励んでおられます。

私の工房では、松伊・太田製糊さんに

型付け、地染めの糊も用意してもらっています。

やはり、松伊さんの糊が一番優れているので

長年お世話になっております!

ちなみに沖縄の紅型染の伏せ糊なども作られていて

とても良い友禅糊で有難いです!

良い糊を作って下さるので、いい仕事ができます。

腕のいい職人さん達の下支えがあっての古今です!

これからもがんばっていきますので

応援お願いいたします!!