銀杏紋が完成

みなさん、こんにちは!

錐彫り職人・丸田瑛子が彫刻した

「銀杏紋」が完成しました!

素晴らしい型紙を彫ってくれました!

型紙が綺麗に彫ってあると

染め上がりもメチャクチャ綺麗です!

地染は三度染してあります。

女性職人が丹精を込めて、彫刻した伊勢型紙を

古今の職人が型を置き、熟練の染職人が

三度染をした美しい銀杏紋の伊勢型小紋を

早くお客様に身に纏って頂きたい!

着姿を見せて頂くのが、とても楽しみです(^_^)/

60年以上前の型紙

明けましておめでとうございます!

今年も何卒よろしくお願いいたします!!

新年初めてのご紹介は60年以上前の型紙で

染めた博多献上の両面染の帯です。

何の柄かわかりますか??

江戸城です!!

昔の型彫り職人は大きな型紙を彫刻していました。

特にこの「江戸城」は約二尺(75センチ)もあります。

凄い!って思いますね~

大きな図案はやはり迫力がありますね。

今年も三月に古今染展がありますので

今はそれに向けて新作を作っております!!

こうご期待です(*^。^*)

天目染の考案者・山本富男氏

みなさん、こんにちは。

年末が近づいて来ました。

残すところ、あとわずかですね。

今日は天目染の考案者である

山本富男氏をご紹介いたします。

まず人間国宝の南部芳松氏が彫られた

伊勢型小紋の型を置いている所です。

染料で地染めをしている所です。

ここは手際よく、短時間で染めていきます。

その上におがくずをかけていきます。

染料が乾いてしまうといけないので

時間との勝負になります!

熟練の技です!!

「天目染」と言われる技法は

山本氏が初めて考案した染め方です。

地染が天目染になると、染めに立体感が

加わります。柄にも深みが増して

ますます良くなります!

今は来年に向けて、物つくりを頑張っています!

「まこと織物」のご紹介

みなさん、こんにちは!

師走に入り、すっかり寒くなってきましたね。

京都は今頃が紅葉のピークだとか・・・

今回は「まこと織物」をご紹介いたします。

紬八寸のすくい織の帯が特にすばらしいのです!!

沢山の色を自由自在に扱う・・・

すごい技術ですよね!

伊勢型小紋にもばっちり合います(*^_^*)

海外からのお客様

こんにちは!

先日、オーストラリアからの団体さんが

来られました。14人のお客様とガイドさん。

手芸を趣味とされておられる方々らしくて

興味津々で、熱心に聞き入ってくれたそうです!

外国の方も来られてことはありますが

こんな団体の方々は初めてでした(*^。^*)

体験もして頂きました!!

皆さん、特に型置きを楽しみにしておられたようです。

それはその通りだと思います!

日本人でもこの体験されたことがある方は少ないはずです。

特にこの上の方は、半年前も京都に来られたそうですが

こんな体験は二度とできない!!とワクワクされていたようです。

この日、お客様からの要望で

加藤君のサインが入ったそうです(*^_^*)

もちろん、体験してもらった物をすぐには渡せません。

着物と同じ工程を経て、染め上げてからの

お渡しになります。日本からオーストラリア。

おそらく数カ月後にお渡しになるのだと思いますが

またその時に、思い出して貰えれば、蘇る楽しかった

思い出になる事だと思います。

皆さん、素敵な笑顔で、良かったです(#^.^#)

伊勢型錐彫り職人

皆様、こんにちは!

すっかり秋ですね~

インスタグラムにも掲載しておりますが

伊勢型の錐彫り職人のご紹介です。

丸田瑛子氏です。

図案も彼女が描いています。

若手の女性が錐彫りをしてくれるのが

とてもうれしいです!

銀杏紋の型紙が彫りあがりました!

見事に綺麗に彫刻をして頂いて

感謝です!!

漆塗りは染職人がします。

染める前に、漆を塗って

染める準備が完了です!

博多献上八寸両面染

皆さん、こんにちは。

例年の秋とは随分違い

京都の紅葉も中々きれいになりませんが

京の街は観光客でいっぱいです~

今回は少し前にインスタグラムに載せた

博多献上帯の紹介です。

博多献上両面染、

常盤染めと堰き出しの組み合わせです。

常盤染の粒を少しづつずらして

立体的な染を施します。

昔はこの技法が出来る工房もあったそうですが

今では、型でやれている所を聞かないです。

たぶんもう出来ないのだと思います。

とても難しい染の技術です。

連綿と受け継がれた技術は一度

途絶えると、復活は難しい!!

継続して続けていきたいです。

古今の染の現場は、業界的には

とても若手です。頑張ります(*^。^*)

古今になくては成らないもの

みなさん、こんにちは。

先日ご紹介させて頂いた

松伊・太田製糊のご紹介の続きです。

古今の物つくりにはなくてはならない工程が

幾つもあります。全ての工程に関わる

職人達は飛び切りの腕の持ち主ばかりです。

松伊さんの糊を型付けの防染糊にも、

地染のシゴキ糊にも使用しています。

↓そのままの糊

古今の職人が色の調合をしていきます。

色としてのデータは取ってありますが

色合わせは毎回職人の匙加減で合わせていくのです。

発色の確認をして、完成した糊です。

その後、型付けをしていきます。

私は、50年以上も松伊さんの糊を使っていますが

友禅糊の中では最高だと思っています。

糊も光っており、色の発色もいい!

本当に最高の糊ですよ~~なくてはならない!!

やはり、伝統を守りながら、真面目にお仕事をされて

いるので、400年以上も続いているのですよ。

こういう方々のお蔭で、古今の着物が出来上がっていきます。

本当に有難いと思います。

良い染は糊が一番大切!

皆さん、こんにちは!

急に寒くなってきましたね。

やっと秋になった気がします。

今回は、私の工房で、糊のお世話になっている

松伊・太田製糊さんをご紹介します。

松伊は屋号で、太田製糊さんは創業420年と老舗です。

昔ながらの製法にこだわった京都の友禅糊の専門工場です。

上の写真は向かって左側が11代社長、右側が12代目です。

江戸時代までは、粉屋でしたが

明治から友禅糊、型付け糊の専門にされており

染屋さんによって使う糊が違うので、

染屋さんにあった糊を餅粉、糠、塩を混ぜたりして

要望のオリジナルの糊を調合して、釜で炊いて糊を作ります。

材料も吟味されておりますし、湿度や温度などにも

細心の注意を払って、糊つくりに励んでおられます。

私の工房では、松伊・太田製糊さんに

型付け、地染めの糊も用意してもらっています。

やはり、松伊さんの糊が一番優れているので

長年お世話になっております!

ちなみに沖縄の紅型染の伏せ糊なども作られていて

とても良い友禅糊で有難いです!

良い糊を作って下さるので、いい仕事ができます。

腕のいい職人さん達の下支えがあっての古今です!

これからもがんばっていきますので

応援お願いいたします!!

博多献上八寸両面染

みなさん、こんにちは!

秋めいていきましたね~

今回は博多献上八寸両面染の帯のご紹介です。

伊勢型小紋(江戸小紋)を気軽に着装するのには

ぴったりです!!

木の葉が浮いて見えませんか?

片づけをして、その上から型を少しズラシて

グリーンの色糊を型付けをします。

染めあがったら、ズラシた部分が浮いてみえます。

これで「常盤染」の完成です。

この腕は、ウチで一番の野村悟史です!

木の葉が染めあがったら、裏面に

型付けをして、しごき初めをすると完成です!

軽くて、便利な博多献上八寸両面帯はいかかですか??