伊勢湾の魚

みなさん、こんにちは。

先日嬉しい連絡を頂きました。

「古今ブルー・伊勢湾の魚」の着物

去年お求め頂いたお客様から

「すごく気に入っていて、周りからも

良く褒められます」とのことでした。

(お客様から了承頂いて掲載しております)

「三度染の色も柄も気に入っていますが

”透かしちりめん”の軽く、さらりと着られる。」

地染を三回も染めているので

濡れ感があります。

反物で見られるより、着られるとよく分かりますよ。

着物の命は、「色」ですから、こだわります!

購入いただいて、すぐに着て頂けるだけでも感激です。

その上ご意見頂けるのは、とてもうれしいです。

ありがとうございました!

常盤染め

皆さん、こんにちは!

すっかり夏ですね。

今回は、古今に連綿と受け継がれる技術の一つを

ご紹介したいと思っております。

その名も「常盤染め」と言います。

若い方々は、3Dに見えるとびっくりされます。

非常に高度な染色技術なので、この技術で染められる

工房はもうないと思います。しかし、古今では

先代から、途切れる事なく継承されています。

最初に防染糊で型置きをして、乾かします。

その上から同じ型紙を乗せて、少しずらしてから

糊置きをしていきます。

長い生地に均等にずらす為、とても難しい染め方です。

同じ位のズラシを均等にするのに高度な技術が必要です。

染めあがりの柄が浮いてみえます。

単色でこれだけの立体感を出せるのは

すごい技法だと思います。

古今の職人達は、すべて伝承しております。

実物を見てみたくないですか?

マス見本取り

皆さん、こんにちわ。

気温が30度を超える日が続き

すっかり夏の雰囲気になっております。

今日はマス見本取りを紹介します。

新しく染める型を決めた後は

色を決めないといけません。

着物の色は命なので、細心の注意を払って

色を決めていきますが、なかなか手間がかかります。

型紙を置いていきます。

ひき染をしていきます。

染めが終わってから、この中から一番良いと

思う色を選んでいくのです。

大切な工程です。

紗張り

皆さん、こんにちは!

すっかり気温が上がって

もう夏みたいですね・・・

今回はうちの工房でやっている技法の一つを

紹介します。

それは・・・「紗張り」です!!

①型紙に漆をなじませます。

②紗に漆を塗ります

③紗を二人で左右から斜めに引っ張って

紗をそろえます。

④紗を型紙にはりゴミ等を吹き飛ばして

「他の型紙に挟んで湿度を与えて

板に挟んで一晩置いたら」完成です!!

湿度の加減が非常に難しいのです。

経験を積むしかない、、

職人の仕事とはそういうものです!