やっと梅雨に入りましたね。京都はこれから蒸し暑い日々が続きます。
6月1日は暦では衣替えです。昔はこの日までに母親が家族の着物を準備するのが習わしでした。それも素晴らしい文化だったと思います。
しかし現代社会においては、そういう風習は薄れてきています。
きものの世界では、6月と9月は単衣の時期、7月8月は薄物の時期。鉄則ではありますが、伝統文化の世界以外はあまり気にしてなくてもよくなっています。
そこで、単衣と薄物の時期に着て頂ける着物を作らなければと思い、研究をしていました。5年ほど前に濱ちりめんの白生地業者と協力して、オリジナルの生地を完成させました。
「さわやか(三越織縮緬)」 です。この生地は780グラムあり、その風合いはどっしりしていて、シャリ感があります。5月頃から10月のかけて着用頂けます。
とくに茶道愛好家の方々から好評のようです。おしゃれな柄からフォーマル用まで柄も様々です。
暑い時期ではありますが、すがすがしく着物姿で街を歩いてほしいです(*^_^*)