ついに・・・

皆さん、こんにちは!

ついに!
完成しました!!

究極の「エンブタ」を使用した

「虹染」、そして「深山染」

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柄の中の色は
古今ブルーを中心に使っています!

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柄の中にも
沢山の柄を組み込んでいます。

色と柄の美しいコラボレーションを
楽しんでいただければと思います。

訪問着で、きれいな色目ですが
大げさな柄ではないので
仰々しい場所以外でも
お召いただければと思います!!

写真は工房のスタッフにモデルになって
貰い、仮エバで試着して写したのですが
きちんと仕立てをされて、身に纏った女性に
お目にかかる日が楽しみです(*^_^*)

そして、こんな世の中だからこそ
明るい着物がいいのではないでしょうか?!

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締めくくりは、アマビエ発祥の地にて
邪気を払ってもらいました。

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天草四郎の像。

コロナに効くお薬が早く出来るように
祈っておきました(^_^)/

究極の「えんぶた」

皆さん、こんにちは
寒い日が続きますが、いかがお過ごしですか?

色々と不安なニュースが多い昨今ですが、
私は感染対策をしながら、
あちこち出張にいっております。

新しい作品の技法を紹介していきます。

発想は、工房で見た「虹」からです。

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究極の「えんぶた」づくり

伊勢型小紋の上に、「えんぶた」を置いて
虹の表現を成功しました。

うちの工房の工場超の野村悟史が
「えんぶた」の端に数万個のツブツブを彫り
『究極のえんぶた』を完成させました!!

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この「えんぶた」を使用して虹を仕上げました!!
染師・石井健登が「深山染め」を施し
美しい虹を表現する事に成功いたしました(#^.^#)

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特徴は、虹の部分の境目がわからない事です。
これを綺麗にあわせるには、相当な技術が必要です!
二人が力を合わせて、美しい着物を作りあげてくれました(^O^)

「えんぶた」の下は全て,人間国宝六谷梅軒先生の
彫刻の型紙で染め上げました。

伊勢型紙の活かし方は、染め元の感性によって
良くも悪くもなると思います。

人間国宝が彫刻された型紙を活かした物づくり、
型紙と染師の技術で一つの作品になります。

古今には腕のいい若手の職人がいてくれるので
まだまだいいものが作っていけます。
本当に感謝です(^_^)

新橋色&古今ブルー

皆さん、こんにちは!

寒い日が続きますね。
京都も先日は沢山の雪が降りました。

去年から取り組んでおりました
「新橋色&古今ブルー」の完成が近づいてきました!!

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古今ブルーは、新橋色のベースを基本として
紺色から新橋色など美しい色が中心の
伊勢型染の江戸小紋に今までにない透明感が特徴です。

底の色に新橋色がある事で
明るい綺麗な透明感が出ます。

一般的に江戸小紋は渋い色が多いです。
明るめの色目ももちろんありますが、
浅い軽い目の色になりがちです。

古今では、伊勢型紙を置いて、色糊を使い、
草木染めをかける事で奥行のある色目を出す事を
得意をしております。

独特な深みの色が、古今の代表的な色合いです。

私は、『新橋色&古今ブルー』は
色の底が明るいことから

『心清き色』と呼んでいます。

是非、この美しい色の着物を手に取り
身に纏って頂きたいと思っております!!

よろしくお願いいたします(*^。^*)

追伸

雪の日の遊び(#^.^#)

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そして、宿の前の南天の実がこんなにもたわわに!!

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南天
「難を転じて、福となす」

今、日本中、そして世界中に蔓延している
この災難が早くなくなり
幸せな日々が戻ってきますように!

 

皆様、こんにちは!

あっという間に一年が終わりました。

今年は色々とあったり、無かったり、、、
大変な一年には変わりなかったですね。
着物業界もなかなか厳しい・・・

いつも全力で頑張っております<(`^´)>

今年、取り組み始めていて
来年に発表予定の製作中の物をお知らせします。
(画像は来年のお楽しみ~です♪)

『新橋色&古今ブルー』

伊勢型染の小紋や京小紋の新作。
今までの三度染めと「新橋色&古今ブルー」を
来年の春から初夏にかけて、発表いたします~~

「新橋色」とは、
緑がかった明るく、鮮やかな青色の事です。
明治中期に化学染料の輸入により、出来た新しい色。
草木など、天然染料だけでは発色する事が
出来なかった美しい色です。
流行に敏感だった東京新橋の芸者衆が
いち早く取り入れて、全国に広まった清き色合い。

古今では化学染料と草木染を使い、深みのある
色を出す事をこだわっております。
今までも綺麗な色や薄い色も作っておりますが
この色、本当に美しいです。
是非楽しみにしておいてください(^O^)

染処古今は年内28日まで
年明けは正月4日が仕事初めとなっております。

今年も大変お世話になりました

来年もどうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)

工房見学

皆様
こんにちは!
すっかり秋ですね~

京都は観光客の方々が増えておりますよ。
京都駅も嵐山も人がいっぱい!

外国人の方がいないのに
こんな観光客の方々なんて、、、
すごいですね~~

うちの工房でも少し前ですが
見学がありました。

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声の光ナビゲーターの
相葉恭子さん

幸せプロダクションの
西本俊三さん

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お仲間をつれて工房に
遊びに来てくれました。

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熟練の職人
この道60年の
野村秀夫が指導

年齢を考えるとなかなか
すごい事なのかもしれないと
おもう今日この頃です(^_^)/

工房見学がご希望の際は
工房までご連絡くださいまし。

お待ちしております(*^_^*)

 

博多織×伊勢型小紋

皆さん、こんにちは!

とりあえず緊急事態もあけて
ホッとしております!!

今回ご紹介したいのはコレ!!

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博多織の西村織物さんとのコラボです!

博多献上八寸帯に古今の伊勢型をおきました!

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これは片面にだけ伊勢型染を施してあります。

人間国宝の方々の型をはじめ、
後継者の方々の型を使った物もあります。

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のせる型紙や色目によって
献上柄が浮き出てきたりして面白いものが
出来上がったと思います!

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業界では袋帯が主流ではありますが、
やはり名古屋帯のニーズは多いのです。
気温もいつまでも暑いのもあり、
単衣の時期が延びているので、薄くて軽いって
大切ですよね!!

博多の八寸は真夏以外出来るので、重宝しますよ(^_^)/

型紙の在庫は??

みなさん
こんにちは!
秋分も越えて、すっかり秋めいてきましたね。

コロナの影響で全国の売り出しが
キャンセルになったりで
時間が出来たので、型紙の整理をしました。

だいたい10年くらいに一度、間に挟んでいる
新聞紙を入れ替えます。新聞紙に使われている
インクが虫除けや防カビに最適だからなのです。

8月9月の間にほぼ一か月がかりで職人達とやりました。

予想以上に枚数が多くてびっくりしました。
はたして何枚あったでしょうか?

ちなみに1枚目は大正8年に創業した初代が
趣味で古い江戸時代や明治初期の型紙を
集めており、それが後世の参考になっております。

とても古いものなので、昔の生地幅に合わせて
型紙の幅も足りないので
着物を染める事は不可能ですが、帯であれば
今も染める事が可能なのです!!

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それ以外の物は
昭和に入って彫刻したものです。
昭和19年から昭和23年は戦争の為に
ほとんど彫ってもらってないです。

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型紙のピークは昭和37年から昭和53年で
大半はこの時期の物です。

昭和30年に重要無形文化財の指定がされ
いわゆる人間国宝の方々は後継者を育てられながら
沢山の彫刻をされている時期でしたから
納得です。

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いくつかの場所に分けて保管していますので、
総合計はおおよそでしか把握してませんでした。

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現代の様に、パソコンですべてを管理して
いるわけではないで、改めて確認して
驚愕しました!!

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数千枚はあると思っていましたが、

なんと!

一万枚以上ありました!!

私が古今に入社して50年以上が
経ちますが、今後50年は型紙は大丈夫!!

若い職人達も安心していましたが、
会社として存続をしていかなくては
この型紙達は紙くずになっていきます。

日本の大切な伝統産業を残していく為に
着物を着てください!

お願いいたします(^_^)/

 

新しい試み!

皆さん
こんにちは!

日中はまだまだ暑いですが
朝晩はさすがに涼しくなってきましたね。

いかがお過ごしですか?

古今ではまた新しい試みを始めました。

法衣屋さんとのコラボです。

伊勢型紙を使用して、染め上げた
絹を使い、輪袈裟や五条袈裟などを
作り始めました!

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もちろん、人間国宝や、その後継者などが
彫刻を施した型紙で染めています。

染の着物と同じ生地で作られた輪袈裟です。

よく見て頂くと、雲龍ですよ(^○^)

これは「直七法衣店」と「染処古今」のコラボ
商品です!

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「直八法衣店」
https://naoshichi-kyoto.jp/

古今と同じくらい歴史ある法衣店さんです。

この輪袈裟は、直八法衣店が全ての権利を
もって制作してくれます。

ご興味がおありの方は、直八法衣店に
お問い合わせをお願いします(^_^)/

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お寺の紋の事など、知っているようで
知らない事が沢山あって、とても勉強になりました!

伊勢型小紋

みなさん、こんにちは

よく聞かれる質問が

伊勢型小紋とはなんですか?です。

伊勢型小紋とは

① 伊勢型染 → 江戸小紋
② 伊勢型染 → 深山染
③ 伊勢型染 → 二重鮫
④ 伊勢型染 → 摺り友禅 
⑤ 伊勢型染 → 常盤染  
⑥ 伊勢型染 → 縞染
⑦ 伊勢型染 → 縞響染
⑧ 伊勢型染 → 木目染
 
伊勢型小紋専門工房  
 染処 古今

ちなみに、三重県白子の伊勢型紙を
使って彫られた型を使って染めたものです。

一般的には、スクリーン染めなど
昔ながらの道具ではなく
現代の染の技法を使ったものが多いです。

うちの工房は、伊勢型紙も人間国宝の方々が
彫られたものが大多数ですし、染め方も
昔ながらの手のかかる技法で染めあげております。

大雨お見舞い申し上げます。

みなさん、こんにちは

先週から全国あちこちで大雨が降っております
いかがお過ごしでしょうか?
皆様やご家族様に被害が無いことを
祈っております。
見覚えのある風景が全く違う光景に
なっているのを見るのはつらいものです。

京都は16日が盂蘭盆で、大文字の五山の
送り火が行われるのは有名です。
去年今年は送り火は例年と違い
小規模で行われました。

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(これは知人が送ってきてくれた
京都市北区。大文字と舟形です)

五山の送り火は京都の大切な先祖供養の
伝統行事なので欠かすことができないものです。

来年は通常通りに行われてくれることを
切に願っております。

新型コロナの感染者も増えております。
緊急事態宣言も延長。

着物を着てお出かけが出来る日常が
戻ってきてほしいです!!!

女性はお洒落をして頂きたい!
美しい着物を着て、笑顔になっていただきたい!

早くその日が来ることを祈ります!!