こんにちは
先日は外国の方が工場見学にこられました。
とおもいきや・・・・
ウチの工場の岡崎さんより、日本語が上手い!
イタリアとスペインからのお客様でした。
染織のことも詳しくて、専門用語もバリバリに理解されておりました。
びっくりしました!
ICレコーダーに録音したり、とっても熱心でした。
日本人以上に日本文化を大切に思ってくれていて、感謝です!
すごく感動してくれてようで、私も感動してしまいました!
こんにちは!
すっかり春ですね。
京都では桜が満開です!
今回は、古今の引き染めをしてくれている工房のご紹介です。
伊勢型小紋が出来上がるまでに、様々な工程があります。
その中でも最後の工程のひとつが、引き染めです。
秘伝の染料で最終仕上げをします。
その引き染め屋さんは、ずっとウチの着物だけを染めてくれています。
この道一筋30年のベテラン!!
まず、伸子針で生地を張ります。
狂い無く、テンポよく、針を刺していきます。
その後は、染料をのせていきますが、すごいスピードです!
早すぎて、写真がぶれます!!
薄い色、濃い色がありますが、この最終の工程がとても大切です!
これがあるので、色に艶がでます!!
彼女にもこれからますます頑張って行って欲しいと思います!!
随分と時間が空きましたが、広海さんを訪問した時の
記事の続きをアップします。
お待たせしてすいません。
前回はしごき染めのところまででした。
今回は、蒸しに入るところから。
広海さんには幾つかの蒸し機があります。
生地や工程によって使い分けておられるようです。
薄色や濃い色やインクジェットなどなど、これも職人技です。
ちなみに古今の着物を蒸すときは、特に温度に細心の注意が必要なようです。
時間も少しでも狂うと失敗するということです。
古今の着物の蒸室はこれです。
熱い中、事故が起こらぬよう、蒸しが失敗しないように作業されます。
見学中は邪魔しないようにと、少し緊張します。
その後、水洗です。
ここでも生地によって、作業が変わります。
プールで洗う方法。
京都市内でも場所によって、水質が変わるようでこの辺りの水が着物の水洗に向いているそうです。
ロール式の機械で洗う方法。
ロール式の機械で、ゆっくりゆっくり洗っていきます。何回も何回も水洗いをします。
30mくらいはあると思います。最後は二階に上がって、仕上っていきます。
それ以外にも、揮発液で洗ったりと色々な機械がありました。
見ごたえありました。
ただひとつ思うこと。
広海さんのように「加工」の仕事をされていると、ものは残らない。。。。
大切な大切な仕事であるのに、形としては残らない。。。。
(もちろん技術は残りますが・・・・)
そう思うと、私たちのように「物を作る」仕事をしていることはとても幸せです。
私が描いて、六谷先生が彫られ、古今の職人が型置きをした物。
目に見えるのは、うれしいです。
着物が出来上がるまでの「加工」の仕事をなさっておられる方々と力を合わせて
今からもいい物を作っていきたいと思います。
ずいぶん遅くなりましたが、、、
新年あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願い致します。
我が家では年末年始、家族共々、代わる代わる風邪をひいていました。
今年の風邪はしつこいみたいです。
新年そうそう、私も説明会やら出張やらで飛び回っております。
染処古今では新しいスタッフが入ったりと、今年も色々な事がありそうです。
若手もこの業界にしては多いほうみたいです。
職人を育てるのには時間がかかる。
優秀な職人が、また若手の優秀な職人を育てていく。
昔みたいに見て覚えるだけではなくて・・・・
私も精一杯頑張っていこうと思います!!
新しいものも沢山作っていこうと思っております!!
平成二十八年もよろしくお願い致します。
こんにちは。
お知らせが遅くなりましたが、伊勢型紙がPR現代の花saku12月号の特集になりました。
今回は、伊勢型の歴史から、六谷梅軒先生の道具作り、染の現場である古今、
着物を着た方々など伊勢型紙の事を詳しく書かれていて、
すごくいい特集になったと思います。
表紙は京都の濱田さんです。
六谷先生の雪輪菊を着用されて、バーンと登場です!!
六谷先生の工房の見学に、濱田さんの着物仲間といった時のものです。
近鉄特急で日帰り!!遠足気分でよかったです。
それにしても全員が着物で見学ってすごいですよね!!
六名の方は伊勢型小紋で参加でした。
六谷先生ご夫婦もとても喜んでくれていました。
普段は型紙を彫っておられる。それが着物になって着用されているのを
見られる機会はそんなにないと思います。
奥様は先代が彫られた型紙の着物を着た方に気づかれた時に、声をあげて
喜んでおられたのも印象的でした・
もちろん、古今にも取材がはりました!
インターネットでも購入できます!!
よかったらどうぞ!!
先日、京都の濱田さんが外国からのお客様を連れてきてくれました。
カナダから2名、アメリカから1名。
私は出張でしたので、工場長の岡崎さんに案内を頼みました。
もちろん岡崎さんは英語喋れませんので、濱田さんが通訳をしてくれました。
たくさんの方が工場見学に来られますが、今回のお客様は今まで以上に
感動され、とても喜んでおられたという報告でした。
伊勢型紙の歴史と説明から始めたそうです。
ちょうど色糊を作っているところだったので、いいタイミングでした。
色糊で色が染まるということも理解できなかったそうですが、試験染を見てもらって、
目の前で見てもらったのでバッチリだったそうです!
あの濃い色がこんな色になる?と驚かれたそうです。
板場も熱心に隅から隅まで見ておられました!!
多分、野村さんの仕事は手品にみえたのではないでしょうか?
”小紋の宿”に写ってからの説明もこんな様子。
着物の上代の札をみて、「もっと高いと思った」といってくれました。
価値は十分に理解してくれたようです。
英語話せない岡崎さん、お客様とすっかり仲良しになったみたいです!
折角なので記念写真。
日本全国からも、世界中からも工場見学大歓迎です。
先日、西京極にある広海さんを訪問しました。
広海さんの社長の澁谷さんと私は同じの釜の飯を食った仲です。
丁稚時代に一緒に糊を練るのを手伝ってもらったりした、いい友達です。
広海さんには、蒸しはもちろん、シゴキ染をお願いしております。
シゴキ染は毎日やってないので、タイミング次第です。
樅の木の板の上に生地を軽くおいて、その上に一気に糊をおいていきます。
しゃーーーーと。そのままヘラでしごいていきます。
私と社長は同じ年、もうひとりの職人さんも同じ年。熟練の技です。
しごき終えた生地は、持ち上げて、おがくずの上にそろっとのせます。
全体におが屑をのせて、一丁できあがりです。
時間的にはほんの一瞬ですが、むつかしい仕事です。
濡れて状態で蒸さなければ、いい色がでません。
早くする為には、技術が要されるわけです。
ちなみにこのおが屑をつくれるところは、もう一社しかありません。
次回に続きます~
去年発表した、新しい生地です。
鬼水縮緬です!!
たてシボの縮緬です。
ちりめんは縮易いのが、玉にキズです。
ですので、縮みにくい生地・・・・
特に縦に縮みにくい生地を開発いたしました。
どっしりしていて、かつしなやか。
裾さばきもとてもよく、着やすい生地が出来上がりました。
一枚いかがですか(*゚▽゚*)?