天目染の考案者・山本富男氏

みなさん、こんにちは。

年末が近づいて来ました。

残すところ、あとわずかですね。

今日は天目染の考案者である

山本富男氏をご紹介いたします。

まず人間国宝の南部芳松氏が彫られた

伊勢型小紋の型を置いている所です。

染料で地染めをしている所です。

ここは手際よく、短時間で染めていきます。

その上におがくずをかけていきます。

染料が乾いてしまうといけないので

時間との勝負になります!

熟練の技です!!

「天目染」と言われる技法は

山本氏が初めて考案した染め方です。

地染が天目染になると、染めに立体感が

加わります。柄にも深みが増して

ますます良くなります!

今は来年に向けて、物つくりを頑張っています!

「まこと織物」のご紹介

みなさん、こんにちは!

師走に入り、すっかり寒くなってきましたね。

京都は今頃が紅葉のピークだとか・・・

今回は「まこと織物」をご紹介いたします。

紬八寸のすくい織の帯が特にすばらしいのです!!

沢山の色を自由自在に扱う・・・

すごい技術ですよね!

伊勢型小紋にもばっちり合います(*^_^*)

海外からのお客様

こんにちは!

先日、オーストラリアからの団体さんが

来られました。14人のお客様とガイドさん。

手芸を趣味とされておられる方々らしくて

興味津々で、熱心に聞き入ってくれたそうです!

外国の方も来られてことはありますが

こんな団体の方々は初めてでした(*^。^*)

体験もして頂きました!!

皆さん、特に型置きを楽しみにしておられたようです。

それはその通りだと思います!

日本人でもこの体験されたことがある方は少ないはずです。

特にこの上の方は、半年前も京都に来られたそうですが

こんな体験は二度とできない!!とワクワクされていたようです。

この日、お客様からの要望で

加藤君のサインが入ったそうです(*^_^*)

もちろん、体験してもらった物をすぐには渡せません。

着物と同じ工程を経て、染め上げてからの

お渡しになります。日本からオーストラリア。

おそらく数カ月後にお渡しになるのだと思いますが

またその時に、思い出して貰えれば、蘇る楽しかった

思い出になる事だと思います。

皆さん、素敵な笑顔で、良かったです(#^.^#)

伊勢型錐彫り職人

皆様、こんにちは!

すっかり秋ですね~

インスタグラムにも掲載しておりますが

伊勢型の錐彫り職人のご紹介です。

丸田瑛子氏です。

図案も彼女が描いています。

若手の女性が錐彫りをしてくれるのが

とてもうれしいです!

銀杏紋の型紙が彫りあがりました!

見事に綺麗に彫刻をして頂いて

感謝です!!

漆塗りは染職人がします。

染める前に、漆を塗って

染める準備が完了です!

博多献上八寸両面染

皆さん、こんにちは。

例年の秋とは随分違い

京都の紅葉も中々きれいになりませんが

京の街は観光客でいっぱいです~

今回は少し前にインスタグラムに載せた

博多献上帯の紹介です。

博多献上両面染、

常盤染めと堰き出しの組み合わせです。

常盤染の粒を少しづつずらして

立体的な染を施します。

昔はこの技法が出来る工房もあったそうですが

今では、型でやれている所を聞かないです。

たぶんもう出来ないのだと思います。

とても難しい染の技術です。

連綿と受け継がれた技術は一度

途絶えると、復活は難しい!!

継続して続けていきたいです。

古今の染の現場は、業界的には

とても若手です。頑張ります(*^。^*)

古今になくては成らないもの

みなさん、こんにちは。

先日ご紹介させて頂いた

松伊・太田製糊のご紹介の続きです。

古今の物つくりにはなくてはならない工程が

幾つもあります。全ての工程に関わる

職人達は飛び切りの腕の持ち主ばかりです。

松伊さんの糊を型付けの防染糊にも、

地染のシゴキ糊にも使用しています。

↓そのままの糊

古今の職人が色の調合をしていきます。

色としてのデータは取ってありますが

色合わせは毎回職人の匙加減で合わせていくのです。

発色の確認をして、完成した糊です。

その後、型付けをしていきます。

私は、50年以上も松伊さんの糊を使っていますが

友禅糊の中では最高だと思っています。

糊も光っており、色の発色もいい!

本当に最高の糊ですよ~~なくてはならない!!

やはり、伝統を守りながら、真面目にお仕事をされて

いるので、400年以上も続いているのですよ。

こういう方々のお蔭で、古今の着物が出来上がっていきます。

本当に有難いと思います。

良い染は糊が一番大切!

皆さん、こんにちは!

急に寒くなってきましたね。

やっと秋になった気がします。

今回は、私の工房で、糊のお世話になっている

松伊・太田製糊さんをご紹介します。

松伊は屋号で、太田製糊さんは創業420年と老舗です。

昔ながらの製法にこだわった京都の友禅糊の専門工場です。

上の写真は向かって左側が11代社長、右側が12代目です。

江戸時代までは、粉屋でしたが

明治から友禅糊、型付け糊の専門にされており

染屋さんによって使う糊が違うので、

染屋さんにあった糊を餅粉、糠、塩を混ぜたりして

要望のオリジナルの糊を調合して、釜で炊いて糊を作ります。

材料も吟味されておりますし、湿度や温度などにも

細心の注意を払って、糊つくりに励んでおられます。

私の工房では、松伊・太田製糊さんに

型付け、地染めの糊も用意してもらっています。

やはり、松伊さんの糊が一番優れているので

長年お世話になっております!

ちなみに沖縄の紅型染の伏せ糊なども作られていて

とても良い友禅糊で有難いです!

良い糊を作って下さるので、いい仕事ができます。

腕のいい職人さん達の下支えがあっての古今です!

これからもがんばっていきますので

応援お願いいたします!!

博多献上八寸両面染

みなさん、こんにちは!

秋めいていきましたね~

今回は博多献上八寸両面染の帯のご紹介です。

伊勢型小紋(江戸小紋)を気軽に着装するのには

ぴったりです!!

木の葉が浮いて見えませんか?

片づけをして、その上から型を少しズラシて

グリーンの色糊を型付けをします。

染めあがったら、ズラシた部分が浮いてみえます。

これで「常盤染」の完成です。

この腕は、ウチで一番の野村悟史です!

木の葉が染めあがったら、裏面に

型付けをして、しごき初めをすると完成です!

軽くて、便利な博多献上八寸両面帯はいかかですか??

40日間の語り部の旅

皆さん、こんにちは。

すっかり秋めいてきました。

寒いくらいですね。

私は40日間という、長い出張に行っておりました!

ひたすら、伊勢型の語り部をしつづけて

4700回目を迎えました!!

熱心に聞いてくださると、力が入ります!!

ひとえに熱心に聞いてくださる皆様と

私の講演を届けたいと思って下さる

着物関係者の方々のおかげです。

私は記憶力が抜群で(そのつもりです(*^。^*)

一度あった人は良く覚えています。

二度でも三度でも、何度でもお伝えして、

熱い想いを伝え続けたいと思います!

話す内容もたくさんあります。

元気ですね~と言われますが、

私は「死んだら休める!」と思っています。

それまでは元気いっぱいで、皆様の元に参りたい!

よろしくお願いします!

大谷資料館巨大地下空間

みなさん、こんにちは!

先日、出張の間に立ち寄ったところを紹介します。

宇都宮の大谷資料館の地下空間です。

奈良時代1300年間、大谷石は切り取られて

日本全国で使用されています。

江戸時代には、本格的に切り出しをされて、石垣や

建物の建造物の土台に使用されました。

巨大地下空間は人の手によって生まれました。

現在ではここは宇都宮で一番の観光名所に

なりつつあるそうです。わかります!!

今のように機械が無い時代に、人の手でここまで

大きな空間を作り出したということはすごい事です!

感動しました!

日本全国飛び回っていますが、なかなか観光に

いける事はありません。

今回、古いけど、私にとって、新しい物との

出会いは素晴らしかったです!

時を経てもなお現代に残るってすごい事ですね!

伊勢型の型紙と同じように感じました。

古今では後継者の育成も力をいれて、

技術の継承を継続していかねば!!と強く思います!