7月に入りました。
京都では7月1日から祇園祭がはじまりました。お囃子がながれ、四条通りにはちょうちんが並びます。いい雰囲気です。
着物の暦でいうと、7月から8月いっぱいは夏物・薄物になります。着物といえば、ほとんどの方は袷で、夏物は敬遠されがちです。そこで私どもでは”さわやか”を考案しました。それに伴い必要なのは、夏の帯。
夏だけでは勿体ない。すべての季節に着用して頂ける帯を、と数年前に出来上がったのが“三十奏”の帯です。
この帯は、倭文(しどり)といって日本最古の織物の復元です。宮中で守られていた織物だそうです。そして小石丸の糸を使用した究極の織物です。全通の袋帯で三重奏が裏表で、六重奏になるんですが、缶コーヒー一本分位の重さしかないのです。とっても軽いです!!
図案は私が描いたもので、菊の柄です。
この帯は一年を通してご利用いただけます。やはり便利なんでしょうね。とても好評を頂いております。
また紹介します。