先日、西京極にある広海さんを訪問しました。
広海さんの社長の澁谷さんと私は同じの釜の飯を食った仲です。
丁稚時代に一緒に糊を練るのを手伝ってもらったりした、いい友達です。
広海さんには、蒸しはもちろん、シゴキ染をお願いしております。
シゴキ染は毎日やってないので、タイミング次第です。
樅の木の板の上に生地を軽くおいて、その上に一気に糊をおいていきます。
しゃーーーーと。そのままヘラでしごいていきます。
私と社長は同じ年、もうひとりの職人さんも同じ年。熟練の技です。
しごき終えた生地は、持ち上げて、おがくずの上にそろっとのせます。
全体におが屑をのせて、一丁できあがりです。
時間的にはほんの一瞬ですが、むつかしい仕事です。
濡れて状態で蒸さなければ、いい色がでません。
早くする為には、技術が要されるわけです。
ちなみにこのおが屑をつくれるところは、もう一社しかありません。
次回に続きます~