一、色糊作り

色糊で再び同じ色を出すのは非常に難しく、最低で「色作り3年~4年」といわれるほどです。熟練の職人たちの長年の勘で、思い通りの色を作り出します。色糊はもち米と米ぬかから作られます。

色糊作り
型づけ(糊置)
二、型づけ(糊置)

もみの木でつくられた7メートルの板の上に白生地を張ります。こまべらを使い、型の上で糊をのばします。送りの星を合わせ、後ずさるように順に型をつけていきます。型の大きさにより、一反の型付けをするのに30回から60回この作業を繰り返します。

三、しごき染め

型付け(糊置)をした反物に、染料の入った色糊を桜の木のへらでしごいて定着させて、地色を染めていきます。

しごき染め
おがくず付け
四、おがくず付け

しごき終えた反物にほかの部分に色糊が移らないようにおがくずを
付けます。

五、蒸し・水洗

約95度に保たれた蒸し箱にいれて30分蒸します。蒸すことによって染料が固定し、色糊の染料を生地に定着させます。蒸し終了後、反物を水洗いをし、付着している糊と不要な染料を数回洗い流し、その後脱水します。

蒸し・水洗
六、乾燥・ゆのし

脱水した生地を乾燥させて、蒸気によってしわなどをとります。

七、はき合わせ・検品

染師の最後の仕事は湯のし後の生地に目を通しハキ合わせをします。染め上がりを均一にするため面相筆や小刷毛で補正しながら検品します。最終的にもう一度蒸して、湯のしに出して完成します。一反染め上がるまでに20日から30日、物によっては2カ月もかかるものもあります。

はき合わせ・検品